全国対応の火災保険申請サポートについて!完全成果報酬型の注意点!

はじめに
地震保険・火災保険ブログ

地震保険・火災保険申請サポートの業務を行っている【東北ホームリサーチ】と申します。
当ブログでは、地震保険と火災保険について一般の方にはあまり知られていない情報等を発信しております。

著者情報

東北ホームリサーチの調査員

保有資格:損害保険登録鑑定人
    :一級建築板金技能士

全国対応の火災保険申請サポート業者あるいは申請代行業者がありますが、注意すべき点をお話します。

全国対応の業者は大きく分けて2パターンあります。調査を本部で行い顧客対応を代理店に丸投げするタイプと、元請業者がネット等で契約だけ取って下請業者に丸投げするタイプがあります。今後前者を代理店タイプ、後者を元請タイプと呼びます。

全国対応

弊社は主に東北地方に絞って活動をしておりますが、これには訳があります。顧客対応と調査を自社で行いたいからです。と言うのも著者自身が代理店タイプの代理店側で業務をした経験が有り、また弊社の他の者も元請タイプの下請側を経験しており色々と不満を抱いていたからです。

つまり弊社は代理店タイプも元請タイプも弱点やデメリットについて熟知しており、その結果活動範囲を絞って担当と調査を自社で行う事により、良い仕事を行えるという結論に至った訳です。

全国対応している業者の最大のメリットとしては依頼する側にとっては依頼しやすいという点ですが、注意点について挙げていきます。

※これからお伝えする事は全国対応の業者が全て悪いと言っている訳ではありませんので予めご了承ください。あくまでも経験上の一例です。

代理店タイプの注意点

著者自身はこの全国対応の代理店タイプの代理店側で経験がありますがどういう点に不満を抱いていたのかと言うと、何をするにしても遅いという点です。

代理店で契約を取っても確認の電話を入れるにしても遅いですし、調査の日程を決めるにしても全国対応の為、顧客となかなか日が合わずに大分先になる事も結構ありました。また、資料を作成するにしてもとにかく時間がかかっていました。

火災保険や地震保険の請求に対して入金されるまで、大体は1カ月以内で出来ますが、代理店タイプの場合は1カ月以上かかる事が当たり前でした。

また、代理店タイプの最大の問題点は調査員と顧客担当が違う会社の為、上手く連携が取れずに顧客対応がおろそかになってしまう事があって、これが著者自身の最大の不満点でした。

この様な経験をした為、調査と顧客対応を同会社内で行う事により、不満点は無くなり案件も早く進めらる様になり顧客満足度も高くなっております。

元請タイプの注意点

元請タイプの注意点として、どの業者が仕事を行うのか分からない、依頼者側が決められないという部分です。これが何を意味するのかと言うと、簡単に言ってしまえば業者ガチャをされるという事です。

仕事を振られる下請業者は大体建築業社になりますが、調査スキルやノウハウ等がバラバラです。もちろん良い業者もあるとは思いますが、大半の業者は申請サポート業務をメイン業務のついでに行っている程度です。仕事が安定してくる訳では無いので火災保険や地震保険について一生懸命勉強している人が少ないのが現状です。

特に、地震保険の知識はあまり無いので、元請タイプの元請側はネット等でもほとんど火災保険の内容しか謳っておりません。

つまり元請タイプに過去に依頼した方の中で、地震保険に加入している方の場合は、本来なら下りていた地震保険を申請せずにもらい損ねていた可能性が十分にあるという事です。

元請業者と下請業者は当然別会社なので元請側がネット広告等で謡っている内容や問い合わせた内容と調査以降の実務では食い違いが生じている可能性も十分にあり得ます。

完全成果報酬型と謳っている場合キャンセル料を請求される可能性がある

業者によってですが、全国対応で完全成果報酬型と謳っている所はキャンセル料を請求する所もあります。完全成果報酬型と完全成功報酬型は似たような言葉ですが意味が違います。

簡単に言うと成果報酬は経過(調査や資料作成)でも報酬を請求する事も出来る、成功報酬は売上等が発生した場合(保険金が下りた場合)のみ報酬を請求する、この様な違いがあります。

つまり完全成果報酬型と謳っている所は調査等を行って、顧客都合で一方的にキャンセルを行った場合はキャンセル料を請求する所もあります。大体の業者は、ネット等では目立たない所に遠回しに伝えているか、申し込み時に初めて説明するという形になっています。

キャンセル料を請求する業者のよくあるパターンとして、案件を完走して結果的に保険金が下りない場合は請求金額は0円ですが、案件が進んでいる途中(調査や資料を作成している途中等)で顧客側から一方的にキャンセルを行った場合にはキャンセル料を請求するというのが一般的です。

弊社も同業者ですが、この様にキャンセル料を請求する事に対しては悪だと思いません。調査や資料作成等は当然人が動いている以上経費がかかっている訳ですから。

ただこの様な事を行ってしまうとお互いに嫌な思いになってしまうので、弊社の場合は完全成功報酬型で、徹底して保険金が下りた場合のみ報酬を請求する様に行っております。

弊社「東北ホームリサーチ」の場合
・クーリングオフ可能
・書面の契約書も交わします
・キャンセル料は請求しません
弊社の場合は「キャンセルされる=こちら側の責任(接客態度、説明不足等)」と捉えております。
顧客側から不満を抱かれる事が無い様に心掛けております。

受給額ばかりを強調する所は要注意

よくネット広告で平均受給額百数十万円とか謳っている所がありますが、過度の期待は持ちすぎずにいた方が良いと思います。と言うのも特に2020年位から保険会社の支払いが厳しくなっているからです。

保険会社の支払いが慎重になってきている原因はこちらの記事「トラブルの多い火災保険申請代行は違法?分かりやすく解説します!」を参照して下さい。

一部の業者が何でも自然災害のせいに申請したり、あまりにも高い見積金額を出してきた為に保険会社側が支払いに対して慎重になりつつあります。広告で謳っている平均受給額が正しいのかどうかは分かりませんが、もし本当であれば「平均受給額が高い=無茶な請求をしてきた=保険会社に目を付けられている」という可能性があります。

平均受給額に対しはもちろん地域的な部分があると思いますが、弊社が申請サポート業務を行っている中では宮城県を例に挙げると以下の様な感じです。

宮城県の例
火災保険の場合
・調査を行って自然災害で申請出来そうな家は2割程度
・受給額は平均的には50万円前後
・受給額が100万円以上いけばかなり良い方

地震保険の場合
・木造住宅の場合調査を行って8割以上は受給出来るがほぼ一部損
・木造住宅のうち木造枠組工法の場合は3~4割程で小半損以上

あくまでも目安ですが、火災保険の場合だと宮城県よりも積雪量が多い地域、あるいは台風が多い地域はもっと受給額が増える可能性があります。また宮城県や福島県以外の場合はもっと地震保険を受け取れる可能性が低くなります。

1件で受給額が100万円以上になるという事は現実的にあり得る例を挙げると目安として地震保険で一部損、火災保険で約50万円以上受け取った事になります。経験上1件で火災保険も地震保険も都合よく申請出来る家はそれ程多くありません。つまり1件当たりの受給額の平均が100万円以上になる事を鵜呑みにしない方が無難だと思います。

まとめ

ポイント

冒頭でもお伝えした通り、全国対応の火災保険申請サポートあるいは申請代行が全て悪いという訳ではありませんが、業者を選ぶ際には以下の点にはご注意下さい。

・仕事が遅い可能性がある。
・知識不足の可能性がある。
・調査スキルがあまり無い可能性がある。
・地震保険の知識が無い可能性がある。
・完全成果報酬型ならキャンセル料を請求される可能性がある。
・平均受給額を強調する所は保険会社から目を付けられている可能性がある。
お知らせ
地震保険・火災保険申請サポートについて

【東北ホームリサーチ】は主に東北地方で活動しております。
地震・火災保険申請サポートは保険加入者様が簡単に、円滑に、より多くの保険金を受け取れる様にサポートしております。

調査費無料の完全成功報酬型で行っておりますので東北地方にお住いの方は、下のボタンにて「地震・火災保険申請サポート」の詳細ページへ飛べますので是非ご覧下さい。

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